経営学 その70「機能別組織と事業別組織」

 

本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
 
本日は
「機能別組織と事業別組織」
についてお話できればと存じます。
 
最後までお付き合い頂けると幸いです

 

 

1.機能別組織

個々の機能(製造、営業、研究開発、購買、財務、人事、経理など)をユニット化した組織。20世紀に多かった組織。

 

<  社   長  >

↓       ↓

製造責任者    販売責任者

↓  ↓       ↓  ↓

研究→製造    集客→営業

 

<特徴>

製造と販売が分かれてる

ポジティブに働くと、相乗効果で大きな結果に繋がりやすい。

ネガティブに働くと、責任のなすりつけ合いになる。

 

<メリット>

自社独自の製品を開発しやすい

革新を起こす可能性がある

販売と製造が分離しているので、販売が得たお客様の声に、製造が偏り過ぎないので、性能を重視した、品質の高い、独自の製品を創り出す事が出来る。

 

<デメリット>

製造が技術に夢中に成ってしまい

「売れるのか?」「儲かるのか?」

の視点が無くなってしまう。

売れない時は、さっぱり売れない。

リスクが高い

 

技術を大切にする組織形態

自社独自の商品・サービスを創って、社会貢献を目指す

短期的には営業が苦戦し、収益を出しにくい

長期目線で収益を目指す組織

 

 

2.事業別組織

独立してビジネスを実践する単位である事業部ごとに括った組織。 多くの大企業が採用している。

 

< 社 長 >

<  事 業 本 部 長  >

  ↓        ↓         ↓  

<事業部 A> <事業部 B> <事業部 C>

製造  営業   製造  営業   製造  営業

 

<特徴>

1つの会社に複数の小会社がある様な組織

 

<メリット>

各事業部が収益を意識するので利益が出やすい

 

<デメリット>

自社独自の技術での製造という意識が生み出されにくい

 

顧客を大切にする組織形態

現在顧客が求めている商品・サービスを提供し、社会貢献を目指す

短期目線に成りやすく、競合他社と同様な商品・サービスに成りやすい

長期的には他社との競争が激しくなる

短期目線で収益を目指す組織

 

 

長期か? 短期か?

革新か? 経営か?

どちらが答えではありません

双方の特徴・メリット・デメリットを把握し

自社が何処の強みを活かし、組織を創っていくかが重要になります

 

最後までお読み頂きまして

ありがとうございます

ではまた

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